ゴルフシーズンが開幕したのと同時に俺の練習が始まった。
桜咲く暖かい陽気の昼下がりにいそいそと練習場に出掛けた俺は、
まずはキャディーバックから56度のウェッジを取り出し握り締めた。
「おっ。約4か月ぶりだと言うのに、なかなかイイ感触だぞ!」
左手の掌に置かれた黒いグリップを上から被せるように包み込み、
そっと右手も絡めていく。
特に握り方を意識した訳ではないが、左手の親指が右手の生命線の中にすっぽり収まって、
それぞれの指が隙間なくグリップに密着していた。
握る力も、強くもなく弱くもなく程良いプレッシャーでクラブ全体の重さを支えている。
仮に、手の中に「小鳥」が居たとしても、
静かにそっとさえずる事が出来るそんな力加減でクラブを握っていた事に、
俺の「4か月間のブランク」はいつの間にかどこかに消えていた。
だからと言って、いきなりボールを打つ事はしなかった。
俺はその場で、ハーフスイングの素振りを何度かしてみたのだった。
「うんうん、大丈夫だ。
ビジネスゾーンも安定しているぞ・・・。」
注意深く、何度も何度も、
9時から3時までの軌道を確認していく。
「久しぶりのスイングだからな。
とりあえず、身体を慣らしていくことが先決だ・・・。」
若い頃は、美味しい料理が目の前に並んでいると真っ先にがっつく事しか出来なかったが、
「お楽しみは最後に残しておく」という余裕が生まれたのも俺が歳を取ったという証拠なのだろうか?
しかし、「焦らしのテクニック」はいつでもどこでも有効なのは、
そっと握った指先も感じていた。
身体が少し温まってきたのを見計らって、
俺はボールを打つ練習を開始した。
「この第1打目が重要になるぞ・・・。」
4か月間のブランクがあったことは既に頭の中から消えていたが、
しかし、心臓の鼓動は少し早くなっていた。
優しく包み込んでいたはずの小鳥も、
か細い声を出して泣いている。
やはり、身体は緊張しているのか?
無意識の中で、全身に力が入ってしまっている様だった。
「落ち着け・・・。落ち着くんだ。
しばらくブランクがあったからと言って、
そんなに緊張することはないんだ・・・。」
余裕がみなぎっていた俺は、
目の前に横たわっているボールを見つめた瞬間から
蒼く幼い青年に戻ってしまっていた。
確かに、この1打はとても重要な1打になる。
これからのシーズンが「例年通り一年」になるのか、
それとも、「飛躍の年」になるのかを占う非常に重要な第1打になる。
もしこのスイングで、
ダフりとかトップなんてしてしまえば
俺はお先真っ暗なシーズンを送る事になるだろう。
いや、それどころか、
仮に空振りなんてした場合には
「シースンインと共にシーズンオフに突入する」事態が発生するだろう。
そんな危険をはらんでいる、
極めて重要な1打になるのだ。
「大丈夫。大丈夫だって。
たかがボールを打つだけの事なんだ。
きっとあっという間に終わってしまうさ・・・。」
焦らすのは得意だが果てるのは誰よりも早い俺は、
覚悟を決めて遂にシーズン最初の第1打を打つスイングをしたのだった。
「アッ。当たった・・・。」
ふわりと舞い上がったボールは、
緩やかな放物線を描いて5ヤードの地点にポトリと落ちたのだった。
「うん・・・、
このスイングなら・・・、
今年はイケそうな気がする・・・・・。」
そして俺は、
徐々にスイングを大きくして、
フルスイングに移行していったのだった。
むらさん、皆様、お久しぶりの投稿させていただきます。
熊本在住(OvO)
そうです。まさに大地震に被災中ですねp(^_^)q
昨日と今日は2日連続でラウンド予定。指折り数えながら、仕事に打ち込んできたんですが……!
まさかの被災…>_<…
最近は調子が悪くて、練習ラウンドでハーフ60オーバーとかやらかしていたので、気合入ってたのですが、残念。
復興したらまた、ラウンド報告しますね
大変なことになってしまいましたが、大丈夫でしょうか?
女子プロの「大会中止」になりましたよね。
TVを見ても悲惨な状況しか伝わってきませんが、
実際も「かなりヤバイ」のですか?
こんな時、とても無力感を感じますけど、
何か必要なものがありましたら
ご連絡くださいね!^^
いつもの河川敷、結果報告。
ここのところ、2週続けて45,43と、絶好調で望んだ今週。
ちょっと狭いけど、普通のコースに行くつもりだったけど、予報が雨だったので、様子見してたら、一人予約が一杯になったので、ここに来ました。
結果は 55 ん?
開眼したはずのパットも20。まあこれは松山か?と言うぐらい惜しいのが入らなかったので、まあよしとするにしても(カップの淵でくるっと回って入らなかったのが3回、すぐ脇を通り抜けたのが2回)、暖かくなって飛び始めたはずのドライバーが何故か良い当たりをしても、先週より30~50y飛んでない。従って次にもつ番手も大きく違って正確せいが大きく落ちる。
2度のバンカーも乗りはしたが、雨降って地固まった後、ソールが跳ねられて結構飛びすぎ。どれが!と言うでもなく全てが少しづつ悪い。
同伴者からは、やはり先週と比べてドライバーが悪すぎ。と言われました。
10g違う2本のシャフトを打ち比べていたのが悪かったのかな?
ラウンド報告、ありがとうございました。
そーですか、段々と下降気味なちょうしなんですね?
春の天候は変わりやすいのと同じで、シーズン始めの春のラウンドも
「まだまだこれから!」と言う感じでしょうか。
でも、私の「固く締まったバンカー」が苦手なんですよっ。
アレ、やっぱりソールが跳ねちゃいますよねー。
手前を大きくダフるか、またはホームラン。
「苦手」と思えばドンドン悪くなって行くのも、また不思議なんですけどっ。
たぶん私も「比べ打ちしたせい」だと思いますよ。(笑)
しかし、今後も「その調子」でお願いますネ。(爆)
むらさん、こんにちは!
いよいよ始動開始ですね~!
さて、今年はどんな感じになるのでしょうか?
今からワクワク、ドキドキですね。
昨日、中古ゴルフクラブ店へ行ってみたんです。
お目当てのアイアンの下見にね。
実は、未だに左肘が痛いので、クラブを変えようかと算段していました。
「そろそろ、カーボンシャフトのアイアンに変えてみたらどうよ~?」
なんて、心の声が囁くんですよね。
でも、お店にお目当てのクラブは残念ながら在庫なし。
で、試しに他メーカーのアイアンを持ってみたんですね。
でも、持った感じが今使っているクラブとそれ程変わらなく感じたんですよ。
ま、何10グラムの違いなんて、持っただけじゃ解らないですよね。
結局、何も買わずにお店を後にしました…
帰りの車中、まだ当分は今のクラブを使おうかと考えなおしました。
せっかく慣れ親しんだクラブなので、もったいないかな~ってね(;^ω^)
そう言えば…
そろそろグリップも古くなって来たな~。
グリップ交換でもして、少しだけ新鮮な気持ちになってみますかね~( *´艸`)
新しいシーズンが始まると、なぜか「新しいクラブ」も欲しくなりますよねー。
あれっ、アイアンのシャフトってスチールを使っていたんですね?
「最近のカーボンはとても良い!」と、DGからカーボンシャフトに変えた師匠Kが言っていました。
おまけに「飛距離も伸びた」と。と言うより「飛び過ぎて困る」ようで、
番手選びに逆に悩むとぼやいていましたよ。(笑)
私も実は、去年買ったヤツ(例のアレ)で練習を始めたんですよっ。
結局売らずにそのままだったので「もったいないなぁ~」と思って。(^^;
ですが、シャフトの硬さはこんな私でも「一目瞭然」!
振ってみれば、ボールを打ってみればそれは分かりますよねー。
さあ、この手強い相棒を私は手なずける事が出来るでしょうか?(笑)
同じく新鮮な気持ちに、いえ謙虚な気持ちになっていますっ。