「一人予約」でメンタルトレーニングを兼ねたラウンド。
ゴルフを始めた頃に出会ったシングルプレイヤー「ハチの兄貴」と
運良く一緒にプレーすることに恵まれた俺だったが、
前半のスコアはドライバーのどスライスを連発して「56打」の何の成長も見られない姿を披露していた。
8年間の歳月と言えば、
ランドセルを背負っていた小学生が、成人式を迎えて世間に「大人」と認められる成長著しい年月だ。
「進化」することで生き残ってきた人間としては誰もが当たり前の様に成長していく時間の中で、
この俺に至っては、8年前と「何一つ変わっていない」という事は、
もはや生物学的には「人間ではない」という事になってしまう。
では、人間では無ければ俺は一体何なのか?
ゴルフと言うスポーツは、
自分のアイデンティティーまで破壊するほどの強力な威力を持っているとは、
なんと恐ろしいスポーツなのだろうか。
そんな人間の皮を被ったミトコンドリアの俺に、
ハチの兄貴はポツリとつぶやいた。
「むらさん、向ている方向違うよ。」
えっ、なんですとっ!
俺はビックリして、慌てて「眠れる将軍」のポジションをチェックした。
大丈夫だ。いつも通りの「右寄り」になっている。
そんな俺の仕草にも目をくれず、ハチの兄貴は続けて言った。
「アドレスの時、すっげー右向いて構えているんだよ。」
ええぇっー!マジですかそれは!?
あまりにも衝撃的な言葉だった。
俺の頭の中では、「クリスタルキング」が「ユゥアーショック!!」と絶叫しながら歌い続けるほど
衝撃的な言葉だった。
なぜなら俺は、
これまで8年間のゴルフ練習の中で常に欠かさず「ツアースティック」を使ってアドレス方向の確認を行ってきたから、
「ターゲットに向かってスクエアに構える」事だけは完璧に出来ていると思っている。
それが、「右を向いている」とは一体どういうことなのだ?
俺は兄貴に聞いた。
「エッ。そんなに俺、右向いて構えてます?」
「おぉ。いつもフェアウェイの右サイドに身体が向いているよ。
ためしに、一度構えてからスタンスに沿ってクラブを置いてみな。」
俺は言われた通りに、フェアウェイのセンターに向かって完璧なアドレスを取って、
そのスタンスにドライバーを置いてみた。
すると、これが見事なまでにフェアウェイの右サイドに向かっていたのだった。
「ゲッ!ヤバイですよっ。これは!?」
「なっ。向いているだろ。
それはスライスしたらOBになるぜ。」
ハチの兄貴は、俺の「じゃあどうすればイイんですかっ?」と今にも泣きそうな表情を察知したのか、
アドバイスをズバリとくれた。
「むらさんの持ち球は「フェード」だから、
ターゲットは「左側」に取らなきゃダメだね。」
「でも、それだと今度は引っかけになったら恐いんですよっ。
たまにチーピンとか出るし。」
「じゃあ、スライスの確率とフックの出る確率ってどっちの方が高いんだ?」
「それはもちろんスライスですっ。」
「だったら、左に行ったときは「しょう―がない」と思うしかないね。
プロでも100%はあり得なんだし。」
「それはそーですけど・・・。だから、やっぱりターゲットは
フェアウェイに真ん中に取りたいんですけどっ。」
俺は、だだッ子の様な言い訳を繰り返していたが、
それに怒りもせず優しく答えてくれるハチに兄貴は、
「じゃあ、もう一回フェアウェイの真ん中に向かって構えてみ?」
と言ってくれた。
「今度こそは!」と完璧すぎるアドレスを取った俺だったが、
それにもつかさずツッコミが入ったのだった。
「それはさっきよりは良いけど、それでもちょっと右向きだね。」
えええぇーっ!これでもちょっと右向きですってぇーーー!?
かなりショックの強い言葉だった。
俺の頭の中では「シブがき隊」の3人が「ショックショックショック!バージンショック!!!」
と乱れ踊りをするほどまぶしすぎたこんな衝撃だった。
自分の中の感覚と実際での意識のズレに、何がどうなっているのかも分からずいる俺。
子供が迷子になって「おかーさんどこ!」と泣き叫ぶ心境が初めて理解できた処女的衝撃でもあった。
兄貴は続けて言った。
「そもそもフェアウェイの真ん中に方向を取るなら、
スタンス方向はフェアウェイの左サイドだよ。」
これもアメージングな言葉だ。
「ドライバーは、ボールと自分の身体との距離が一番遠いだろ。
そのくらいに構えなきゃ真っ直ぐにならないって。」
疑いの眼差しを向けたまま、言われるがままにアドレスを取ってみた俺。
俺の意識の中では、これはどう考えても左を向いて構えている様に感じる。
いやそれどころか、狙いを左のラフに取っている感覚だった。
このアドレスが「フェアウェイセンターに向かって真っ直ぐ」だなんて、
騙されているとしか思えない俺だったがとりあえず言われた通りそのまま打つ事にした。
しかし、打ち出されたボールはターゲットに向かってしっかり真っ直ぐ飛んで行ったのだった。
おおおぉ~。これはすげぇ~。
と自分で歓声を上げて驚いている俺。
ボールはその後右に曲がって落ちて行ったが、
誰が見ても「フェードボール」と言える弾道だった。
「なっ。これなら曲がったとしてもOBになる事はないだろ。
悪くたってラフに残るし。」
ハチの兄貴の言うことは本当だった。
紛れもない真実を俺に伝えてくれたと言うのに、
疑ってしまって申し訳ございましぇん。
俺は心の中で「俺のバカバカバカ!」と頭を3回叩いてお詫びをした。
そして、後半のスコアは「45打」。
パット数も「15」で、合計101打という今シーズン最高の成績を残すことが出来ていた。
ハチの兄貴には、「またいつでも付き合うから連絡くれ。」と温かいを言葉をもらって、
俺は秘密のゴルフ速攻特訓所の「飯綱高原ゴルフコース」を後にしたのだった・・・。
いやーーーー良かった❗理解してもらって。と言うか、ラディのパパさんの方が分かりやすい?
最初は戸惑うかもしれませんが、ルーティーンの一環として、慣れてくれば便利です。
で、その技を駆使した、私の本日のティーショットは、5OB でした。
いえいえ。(^^;
多分これはですね、脳みそが「3次元」になっている人じゃないと
分からないかもしれませんっ。
よく女性は「地図が読めない」って言うじゃないですかー。
それですよ、ソレ!
という事で。(笑)
むらさん、こんにちは!
おお~っ!
かずくんさんから良い事聞きましたよ~!
この技は、早速取り入れさせてもらいたいと思います(^^ゞ
で、読解力が無くて困っていると…
重複しますが、おさらいしますね。
1.まずティーグランド上に目印を見つけます。※ゴミでもディポットでもいいですよ
2.その目印の後ろに立ち、ターゲット方向を確認します。
3.ターゲット線上、目印からスタンス幅前方にティーを差します。
こうすると、目印は自分の右足、ティーは左足の位置になりますね。
で、ターゲットに向かって真っすぐに構えていると言う事になります。
これで解りますかね?
いや~、良い事教えてもらいました!
かずくんさん、有難うございました~(≧▽≦)
さすがパパさん、あっと言う間にマスターしちゃってますね!
さらに分かり易い解説、ありがとうございました。
私、ティーグラウンドでティーアップする時って、
「平らなライ」を見つけて選んでいるんですね。
で、スパットはその後見つけるみたいな。
後は、基本「左サイド」にティーアップすることが多いです。
はい、持ち球が「スライス」なので。(^^;
これで、パパさんも一気に飛躍しそうですね!^^
すみません、文章力がなくて。
要するに、ボールを置いてから目標方向に目印を探すのではなく、先ず目印を決めて、そこから、目標方向にティーアップする。
ボールと目印の間隔は約自分のスタンス幅。
そうすれば、自分の左踵前方にボールをセットする人の場合、自分の右踵前方に目印が在りますね。ここまではOK?
「ボールと自分の左踵の距離=目印と右踵の距離」ならば、目標方向に真っ直ぐに立っています。
右打ちの人の場合です。
色んな人の教えのお蔭で、やっと理解に至りましたっ。
ほんと、理解力が無いですよねっ。わたし・・・。( ノД`)シクシク…
ところでこの奥義は「かなりレベルが高い方法」ですよね?
「前後左右の目印を取る」って、私みたいな鈍感には無理かもですっ。
そもそもがテキトーな感じなので、「それぞれの距離をしっかり保つ」なんて高度な事出来るのであれば、
もっと上達している可能性が大ですよっ!
でも、試してみますネ!^^/
教えたくなかったのですが、目標に向かって真っ直ぐ立てる裏技?を教えましょう。
ひょっとして当たり前のことかも知れませんが!
よく、ボールを置いたら目標飛球線方向に目印を見つけろと言われますが、そんなに都合よく有りませんよね?
逆です。先ずティーマークを結んだラインより少し後ろに目印を見つけて、ここ重要ですよ!そこから打ち出したい方向にスタンス幅だけ前にティーアップします。
目印より後ではなく、前にティーアップです。スタンス幅だけ。
ボールが左踵前にあるなら、右踵前に来るように。目印は動かせませんので、その位置になるようにティーアップするのです。ボールと左踵、目印と右踵が同じ距離なら真っ直ぐに向いていると言うことです。
2打目以降は、この手は使えません。しかし、よくプロがやるように、ボールの横ではなく、後ろから打ちたい方向を見ます。
自分の立ってたところは分かりますよね。グリグリして印を付けてはいけませんよ!
その立ってたところと、ボールを結んだライン上が打ち出したい方向です。
自分の持ち玉や、ライに因って打ち出したい方向は変わりますが、そちらに向かって、真っ直ぐに立つ方法です。
そこから「いや、その方向に打てるのは、10球に1球で・・・」というのは知りません。
やっぱり持っていましたね?上手な人がコッソリ使っている「コツ」を!
黙っているなんて人が悪いですよっ。
ぜひもっとバンバン「公開」しちゃってくださいよっ!
もちろん私だけに「コッソリ」と。(笑)
ですが、せっかく教えてくれたアドバイスなんですけど、
私、全く理解できなんですねっ。(泣)
何となくは「俺って理解力がないよなぁ・・・」とは感じていましたけど、
まさかココまで「さっぱり分からん」とは思いませんでしたっ。(汗)
特に、
「こから打ち出したい方向にスタンス幅だけ前にティーアップします。」
ってところが、「えっ、どういう事なの!?」と混乱していますっ。
「目印より後ではなく、前にティーアップです。スタンス幅だけ。」
の言葉すら分からずに「ここはどこ?私は誰?」と呆けてしまっていますっ。(涙)
「読解力ゼロ」の私に、さらに「愛の手」を差し伸べてくださいませ。
かずくん、そして、読者の皆さま~。m(__)m
横レススミマセン。
球 スパット
○ | ●
|
|クラブ
|
左 右
足 足
こういう事では?
◎(ティーマーク)
・・・球・・・・・・・・・・スパット
・・・〇・|・・・・・・・・・・●・・・
・・・・・・|クラブ・・・・・・・
・・・・・・|・・・・・・・・・・・・
・左・・・・・・・・・・右・・・・・
・足・・・・・・・・・・足・・・・・
◎(ティーマーク)
この方がわかりやすい?
(スペースが入ってくれませんでした)
40の手習いさん。
早速の「愛の手」、ありがとうございました!
はい、やっと理解できましたよっ。私・・・。
ほんと、ありがとうございました。(^^)/~~~
むらさん、こんばんは。
後半45って、揃えば90。
なーんだ100切りなんてヨユーじゃないですか。
次が楽しみですね(^^)
そーなんですよね~。
もしかして、「ゴルフ上達の鍵」って、
「考え方」にあるんでしょうか?
ほんと、不思議なスポーツですっ。( 一一)
熊本在住 44歳 でびるまんです。
この記事めっちゃ共感しちゃいました。
僕も右向く癖持ちで同伴者にしばしば指摘されます。会社で車をバックで駐車するときも真っ直ぐ入れたつもりがいつも右向いてるくらい重症です笑
車の駐車で、「男なら一発で真っ直ぐ入れる!」とこだわりを持っている私ですが、
そー言えば最近「斜めってる」事が多いですっ。
でも、こんなところで個人情報を公開しちゃって大丈夫ですか?
「変な人」に狙われないように気を付けてくださいねっ。(笑)
むらさん。
俺も同じ事言われました(−_−;)
確認したら、すっげー右向いてました、、、。
真っ直ぐ立つのがこんなに難しいなんて、、、。
ちなみに俺の「眠れる将軍」は左寄りですが
ほんと、「まっすぐ立つ」のって難しいですよねっ。
ゴルフ中継を見ていると、プロはスっと真っ直ぐにアドレスしているじゃないですか。
アレって、何か「コツ」とかあるんですかね~。
そちらは「暴れん坊将軍」ではないんですか!?(≧◇≦)
あ゛
そんなむらさんにオススメがっ!
これ人柱になって試してみて下さい
良かったら俺も買いますっ!
http://next-motion.jp/lineup.html
へぇ~、こんな「秘密兵器」があるんですね?
これならバッチリ「真っ直ぐアドレス」をマスター出来そうですね!
でも、ちょっと「ズル」している様でちょっと後ろめたい感じが・・・。
人にばれない様に、腹にでも巻いておきますか!(笑)
良いこと聞いた(* ̄ー ̄)ニヤリ
おっ、久しぶりですねー。で、調子はいかがですか?(笑)
この奥義は「ナイショ」にしておいてくださいネ。(/ω\)
むらさんこんにちは^^
私もこの前同じこと言われましたw
私はもともとドローが持ち球なんですけど、
少し前から右プッシュのOBやら、右の池にINやら…
トラブル続出で(汗
悩んでいたら……
「そもそも右向いてアドレスしてるよ?!」
って言われてw
「ええええっ!?」でした(@_@;)
次のラウンドではきっちり方向合わせてアドレスしようと思ってます(*^。^*)
またまたコメント、ありがとうございますっ。
へぇ~、そーなんですね?「同じ過ち」を犯していたんですね?(笑)
でも、ドローヒッターでしたら、
「右向きのアドレス」で良いんじゃありません?
私のゴルフ仲間に同じくドローヒッターがいるんですけど、
すっげ―右を向いて構えるんですね。
「おい、明後日の方向に向いていないか?」って言うくらいに。
それが、キレイにカーブしてくるんですよ。フェアウェイに向かって。
アドレスって、本当に「重要で奥が深い」ですよね~。(;・∀・)
むらさん、こんにちは!
「飯綱高原ゴルフコース」を検索してみました。
なんと、平日1ラウンドで¥3,900ですかっ?
しかも9Hだと¥2,900とリーズナブルですね~。
レストランの食事も¥1,000未満のお値段と、お得感満載だし。
ここをもっと活用した方がいいんじゃないですか?
丘陵コースと言いながらも、それほどアップダウンも無いようですね?
近くにこんな良い所があるなんて…
実にうまやらしいですよ~(;^ω^)
さて…
前回のわたしの答え、ほぼ当たってましたね。
ホントは、冗談のつもりで書いてたんですけどね~( *´艸`)
むらさんの持ち球は「フェード」であって「スライス」ではないんですね。
少し曲がりの大きいフェードなんですかね?
であれば、やっぱり左を向いてアドレスした方がいいですよね。
わたしも朝イチ練習の球筋を見て、その日の狙い目を決めています。
引っ掛けが多く出る時は右向き、スライス系の時は左向きとね。
確かに、その日の球筋と反対の打球が出た時は「やっちゃったよ~」と思いますが、ハチさんの言う「その時は諦めな」と言う言葉の重みを感じました。
そりゃそうですよね。
アマチュアごときが100発100中なんて有り得ないですもんね。
でも後半45打と持ち直し「むらコンペ主催者完全優勝」への足掛かりになりそうな予感がしますね~。
是非、この調子で優勝をもぎ取って下さいね~(≧▽≦)
見事に「ビンゴ!」の回答でした!
このコース、通称「キツネ」とか「霊仙寺」とか言われているんですが、
ほんとに「練習には最高―!」のコースなんですね。
池があったりドッグレッグがあったり、打ち上げがあったり狭かったりと、
それなりに「戦略を求められるコース」なんです。
「一人予約、当日受付もOK」なので、もっと頻繁に利用すればいいんですけど、
それがなかなか難しんですっ。例のアレで。(笑)
やっぱり、水知らずの人といきなりゴルフをするって、
かなりの勇気が必要じゃありません?
特に私みたいな「チキンハート」の持ち主には。(^^;
でも、「曲がっても大丈夫なドライバーショット」が確実に手に入れば、
少しは安心してプレー出来るかも知れませんっ。
この調子で、さらに磨きをかけて行きますよ~。
「曲り幅の多いフェードボール」を!?ヾ(≧▽≦)ノ
ハチさん、懐かしいお名前ですわぁ
みんなで須坂の練習場に行きましたわよね~。
時の経つのは早いモノで・・・(-_-;;;
そう、懐かしい名前でしょ!(笑)
でも、もうあの日の出会いから8年も経つんですね~。
あれだけの人数が、よく集まりましたよね。ほんとに。
みんな元気にゴルフしているんでしょうか。(・・?
て、手引きのラウンドだったんですか?
そーですよ!このコースは「9Hの手引きラウンド」です!