ある晴れた夏の日、俺に電話があった。
「むらさん、ゴルフしましょう。」と。
当然、二つ返事でOKした俺は、
久しぶりのコースへ車を飛ばした。
「長野国際カントリークラブ」
このゴルフ場、車を30分走らせば到着できる俺の家から一番近いコースにも関わらず、
やってくるのは今回で2度目になる。
何故か不思議と行く機会が無いゴルフ場は、
全部で27ホールのロケーション。
今回は、俺が一度もプレーしたことがない「妙高コース」が含まれていたので、
俺は、「このアドレスさえ出来ていれば、スライスしたって恐くないぜ!」という期待と、
「でも、また曲がってグッバイボールになったらどうしよう・・・?」という不安を抱えて
クラブハウスの扉をくぐったのだった。
電話の主は、飛ばし屋Tくんで、
「久しぶりに、例の仲間でラウンドしましょーよ。」
という電話に今回集結したプレイヤーは、
・シングルKさん
・飛ばし屋Tくん
・アスリートKくん
という去年の「むらコンペ」にも参加してくれた面子だった。
シングルKさんは、俺が勝手に「ゴルフの師匠」と呼んでいる人だし、
「飛ばし屋Tくん&アスリートKくん」の二人は、
俺より遅くゴルフを始めたのに既に「80台のスコア」を出す腕前にまで進化している
成長著しい二人だ。
そんな中で、未だに「100をウロウロ」している俺。
しかも今シーズンは、「100切り」だって出来ていない。
さらには、「ボールが曲がる。飛距離も出ない。いきなりシャンクが出る」という3重苦までを抱えている俺は、
いつも「格好の餌食」にされてはケツの毛まで抜かれていた。
しかし、今回のプレーは、
シングルKさんが「初めてのゴルフ場」で、俺は「初めてのコース」だから、
とりあえず「楽しく一緒にプレーする」事になるだろう。
俺は、誰より早くゴルフ場に到着して、
念入りにグリーンの状態を確かめていたのだった。
スタートは「城山コース」からだった。
このコースは確かに一度はプレーしているが、
それはもう2年も前の事だからすっかり忘れてしまっている。
一体どんなホールだったのかな?と、
ティーオフ前に微かな記憶を掘り起こしている俺に、
いきなり飛ばし屋Tくんが爆弾発言をした。
「折角だから、今日は「ペアマッチ勝負」で行きましょうか?」
えっ!今何て言った?
「ペアを組んで勝負しましょうよ!」だって!?
「折角だから」という言葉の使い方に
「ちょっと日本語おかしくない?」とツッコミを入れたくなった俺だが、
ツッコミを入れる場所はそこではなかった。
「ペアマッチ戦って、どういう事!?」
と、俺はその真意をTくんに問いただした。
「いつもはお互いのガチンコ勝負じゃないですか。
だから今日はちょっと趣向を変えてどうかなぁ~と。」
「じゃあ、ペアはどうやって決めるん?」
「それはもちろん、「アダルトチームVSヤングチーム」でしょ!」
という事で、「俺&シングルKさん」のおじさんチームと、
「飛ばし屋Tくん&アスリートKくん」の若者チームが即席で出来上がったのだった。
当然俺はクレームを入れたが即座に却下されて、
いきなりの激闘が開始されたのだった・・・。
To be continued.
むらさん、こんにちは!
むらさん、アダルトチームに入れられちゃったんですね?
でも、物は考えようで…
アダルト=「渋い」「重厚な」「大人の雰囲気」みたいに考えればいいのでは?(≧▽≦)
ペアマッチ戦ってあれですか?
2人で打ったボールの良いとこ取りをしながらラウンドするルールのヤツですかね?
もし、そのルールだったら、やはり女子とペアを組みたい所ですよね。
「あちゃ~、オレOBだよ~」
「やだっ、私はバンカーよっ!」
「じゃあ、バンカーに入ったボールを選択しようか?」
ビシッ!
「さすがむらさん、ナイスアウト~!」
「やっぱりむらさんっって頼れるわ~、ス・テ・キ♥」
みたいな妄想が膨らみますよね~。
でも、ちょっとだけ心配な事が頭に浮かんじゃいましたよ。
「毎回選択したボールがシングルKさんの打ったボールだけだった…」
と言うオチが無いように祈ってますよ~(≧▽≦)
「いやいやいや、俺たちがヤングチームだろ!素晴らしいYMCAだし!」
と踊って見せたんですが、やっぱり却下させましたっ。
ペア戦って、色んな方式がありますけど、
今回は「ベストボール」ではなく「4ボール、ペアの合計グロス勝負」だったんですね。
詳細は続きの日記に譲りますが、やっぱりそんな「オチ」が予想されるでしょ?
さぁ、果たして結果はどうだったんでしょうか??
お楽しみに~。^^