ラウンド

アスリート達のコンペに参加した

信州の北に、「野尻湖」という湖がある。
この辺一帯は避暑地としても有名で、
夏には多くの観光客で賑わうところだがその中でも特に人気の場所は、
斑尾東急リゾート、通称「タングラム」だ。

このタングラム、斑尾山の麓にあって標高800mに位置している関係上、
暑い夏でもとっても涼しく過ごせるので俺も何度か足を運んでいる。
当然目的は「ゴルフ」だが、しかし、このコースには問題があった

それは、俺との相性が非常に悪いのだ

そんな相性の悪いコースで「コンペをやるから参加しませんか?」と誘いを受けた俺は、
・高原で涼しくゴルフが出来る
・コースも戦略的で面白い
・値段もリーズナブル

という魅力に負けて参加した。

 

tangram

 

相性が悪いのは、ここで良いスコアが出たためしが無いからに他はないが、
じゃあ、「なぜ良いスコアが出ないのか?」という理由も既に分かっている。

コースの芝が、「洋芝」だからだ。

特に、ラフにボールが入った時は最悪だ。
ヤツは野芝と違って俺のスイングを「これでもかっ!」と言うくらいに邪魔してくる。
クラブヘッドにネットリとまとわりついてボールを離さないから飛距離が出ないし、
時にはその場所から微動だにしないことだってある。
さらには、この俺に「ダウンブロー」と言う打ち方までも強要してくるのだ。

俺の得意技は、ボールの手前の芝をごっそり剥ぎ取るの事なのに、
それを、ボールの前にある芝を取れだなんて、
そんな芸当が俺に出来ない事を知っていながらそれでも「ヤレ!」と言ってくる。
こんな性格が悪いヤツと、俺との相性が良いハズがないのだ!

しかし、
ただ「相性が悪い」からと言って、
「ダウンブローで打てない」からと言って、
「ボールを最低6つはなくす」からと言って
ヤツをずっと避けているワケにもいかないのは分かっている。

「嫌われる勇気」の精神で、
「上から叩きこ込むべし!」と叫びながらヤツを「靴一足分」を剥ぎ取る覚悟で、
ボールをいつもより1スリーブ多く持って「強敵・洋芝」を成敗し、
おまけに100切りまでを達成しようじゃないかっ!

 

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早速、受付を済ませた俺。
今回のコンペ参加者には、ここタングラムで、
スキーやスノーボードのインストラクターをしている先生たちが多く集まっていた。

そして、自分のパーティーを確認するためにメンバー表を見た俺の眼は、
いきなり拡大した瞳孔で、瞬きも無くその場でジッと固まってしまった。

なんと、俺と一緒の組には、
この斑尾タングラムでスキースクールの校長先生をしているKさんと、
同じくスキーインストラクターをしているR嬢の二人が居たのだった。

二人とも現役バリバリのアスリートだ。

「きっと、ゴルフも上手で格好イイんだろうなぁ・・・。」と、
このコンペに参加したことを後悔し始めた俺は硬直した身体を引きずって、
二人に実力の程をコソッと聞いてみた。
すると意外にも、
「もう、全然下手ですよ~。しかも今年初めてのゴルフですし。」
と校長先生が言うじゃないか。

R嬢も、
「練習場たまに行く程度で、今年初ラウンドだよ。」と言っている。

それに対して俺は既に今シーズン3回目のゴルフだ。
しかも、週に2,3回は練習場でボールを打ち込んでいる。

密かに心の中で「ヨッシャー!」と拳を握り締め、
開会式そっちのけでひたすら練習グリーンでボールを転がして
これから始まる激闘に「身体と心の準備」を始めたのだった。

 

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ティーオフは、Kさんからだった。

「ゴルフは下手」と言っていたが「騙し」の可能性もあるので安心していなかったが、
左への引っかけを見てなぜかホッとひと安心した俺。
だが、俺のティーショットも左への引っかけだった

R嬢は、コロコロ転がるトップボール。
途中「空振り」しているのを見て、
「言っている事にウソはなさそうだな。」と確認を行った俺。

スタートホール、俺は「ダブルボギー」だったが、
これは、いつも通りの順調なスタートだ。

続くミドルも「ダボ」、
次のショートで「ボギー」と、徐々に調子も上がってきている。

現役アスリートの校長先生Kさんは、俺と同じようなスコアを記録して、
インストラクターR嬢は、俺のスコアを上回るスコアを記録していた。

俺の大きな課題となっている「ドライバーショット」
これはとりあえず大きな曲りも無く落ち着いていた。
飛距離は出ていないが、OBが一度も出ていないのでスコアもまとまっている。
しかし、「パー」とか「バーディー」なんてものは、もちろんまだ一度も取れていない状況だ。

そんな中で迎えた511ヤードのロングホール。
ここで俺は、グリーン横のガードバンカーから「チップインパー」を決め、
次の177ヤードのショートホールでも「1オン2パット」でパーを決め、
前半のスコアを「49打(16パット)」という好調な成績を叩きだしていた。

校長先生は「52打」、R嬢は「60打」を超えるスコアだった事に、
俺の小さなプライドは崩れることなく光り輝いていた。

「やっぱりダウンブローで打てないけど、
でも、これならもしかしてイケるかもしれないぞ・・・?」

やっとの思いで「とにかく明るい未来」が見えてきた前半のプレーを受けて、
俺は颯爽と後半戦に向かってカートを走らせたのだった・・・。

To be continued.

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コメント

    • 40の手習
    • 2016年 7月 25日

    むらさん、こんばんは。

    辛うじて後半に期待が持てるスコアですねー。
    続きが楽しみです。

    さて、初参加以来ボコられ続けたホームコースの月例競技ですが、思いの外早くリベンジに成功しましたよー(^^)

    ふふふ、マグレですがねf^_^;

    • おっ、フルボッコの月例競技会に、
      早速リベンジを果たしたんですね?
      それは凄い!さすがです!!
      で、これでハンディキャップが下がって
      さらにAクラスに昇格ですか?
      きっともっと「強敵」がいると思いますけど、
      ぜひがんばってくださいネ!^^/

        • 40の手習
        • 2016年 7月 25日

        ありがとうございます(^^)

        残念ながら、JGA加盟コースですので例えぶっちぎりで優勝したとしても競技の成績はHCに反映されないんです。
        HCはあくまでスコアで算出されます。

        コースレートが低いので、あまり期待はできませんね。
        ま、一歩ずつ前進していくしかないです。

      • へぇ~、優勝したからって、いきなりハンディキャップは変わらないんですね?
        月例って、「クラス分け」されているじゃないですか。
        では「クラスの変動」はどうやって行われるんですか?
        再度スコアカードを提出してハンディキャップを更新しない限りは
        すっと同じクラスなんですか?
        参考までに教えてくださいませ~。(^^;

    • ラディのパパ
    • 2016年 7月 25日

    むらさん、こんにちは!

    昨日、河川敷の早朝ハーフに行って来ました。
    なんと、8ホール目まで+8のスコアで快調にラウンドを続けていたわたし。
    +3が1回、ダボ1回、ボギー3回、パー3回と、わたしとしては上出来なスコアです。

    「さて、最後のロングか…ダボで上がっても46、ハーフ自己ベスト更新かな?」
    などとスケベ心満載でのティーショット。
    カッキーン!
    「あれ?パパ、川に行っちゃったよ~」
    「えっ?マジですか?なんだOBかよ~」
    そして打ち直しの3打目は150y先のラフへ…
    「よ~し、幻の7Wでミスを取り戻すぜぇ~」
    またまた下心満載でのショット。
    パチン。
    「ありゃ~?天プラだ~!」
    ラフで浮いたボールの下をヘッドが潜り、大盛りの天プラ定食が出来上がりました。

    続けて7Wでのショット。
    地を這うような低いボールがグリーン方向に一直線に飛んで行く…
    「よし、何とか挽回できそうだな…」
    ピンまで残り150y地点から7Iでのショット。
    でも、これがグリーンに届かず、7打目を58°でアプローチ。
    しかし、これもグリーンのカラーに止まってしまった。
    「なんだよ~、もう少し転がってくれれば良かったのに~」

    カラーからパターで転がすもカラーの芝に食われ、ボールはカップから9y地点で止まる。
    結局、ここまでで8オン。
    残りのパットを2パットで沈め、+5で終了~。
    結果、49(16)でした。

    何とか50は切ったものの、最後の最後に大叩きをしてしまったので、何となく冴えない結果となりました。
    +3も+5もロングホールで叩いてるんですね。
    何故かロングホールに対しての苦手意識があるようです。
    落ち着いて考えれば、ミドルより100y程度長いだけなんですけどね~。

    昨日のラウンドから得た教訓です。
    ひとつ「幻の7Wは持出し厳禁。泥棒除けとして玄関に飾って置く事」
    ひとつ「スケベ心や慢心は思わぬ怪我の元、いつも謙虚な気持ちを持つ事」
    ひとつ「ミスを取り返そうと思わぬ事」

    この教訓を忘れずに次回頑張りま~す!(^^ゞ

    • 河川敷特訓ラウンド報告。ありがとうございました。
      そーですか、最終ホールで「あちゃちゃな結果」になってしまったんですね。
      でも、そー言うことって良くありませんか?
      「このホールをパー、ダメでもボギーなら・・・」と、取らぬ狸の皮算用をする事って。
      で、結果はまさしく大叩き!みたいな。

      私の経験上、大叩きする時って、「ティーショットのミスを取り返すぞ!」と
      思っている時に多いと分析結果が出ているんですが、
      でも、それが分かっていても「修正不可能」なんですよねっ。

      ゴルフって、もしかしたら「自分をいかに戒めれれるか?」に掛かっているんでしょうか?
      「心と身体は裏腹」になっている分裂症は、一体どうやって直せばいいんでしょうね?

      私も今後は「ゴルフの教訓」を書きなぐって、
      自分をコントロールして行きたいと思いますっ。(^^;

    • ラディのパパ
    • 2016年 7月 20日

    むらさん、こんにちは!

    なかなかの好スタートで後半戦も期待が持てそうですね!
    でも、同伴者の腕前ってとっても気になりますよね?
    「この人達、きっとすっごく美味いんだろうな~」って勝手に思い込んじゃったりして。
    で、自分と同じくらいのレベルだったりすると途端に嬉しくなったり。
    ウインタースポーツのアスリートとは言うものの、スキーとゴルフでは共通点が少ないのか?
    やはり、それなりのスコアなんですね。
    本当にゴルフって不思議なスポーツですよね~。

    先日のS台ゴルフツアーの報告です。
    当日は霧で前が見えないくらいのバッドコンディションでした。
    初めてのゴルフ場で前が見えないって…
    「ど~すりゃいいの?」と言う状況でのスタート。
    途中で雨に変わり、視界は良好になったんですが、前半54(20)で昼休憩へ。
    旅行中のラウンドなので、この日はルービーを2杯飲んじゃいましたよ(^^ゞ
    やっぱりお昼のルービーは止められないですね~!

    後半、ボギー3回、ダボ4回、+5が2回で57(18)、合計111(38)
    あ~、また110台を打っちゃいましたよ。
    OBをたて続けに2回やったり、アプローチでのザックリにしてやられました。
    元気なラフにもしてやられましたね~。
    また、グリーンも結構早く、ワングリーンだったのでパットも難しかったですね。

    と言う訳で、年に1度のツーサムゴルフ旅行も終わってしまいました。
    さて、来年は何処に行こうかな~?(≧▽≦)

    • 私の知っているスキーヤーは、ほとんどがゴルフをするんですが、
      結構みんな上手なんですよ。
      で、一度聞いたことがあるんです。
      「スキーとゴルフってどっちが難しいですか?」と。
      そしたら意外な答えが返ってきました。
      「スキー」だと言う答えが。
      本当に、ゴルフって不思議なスポーツですねっ。(‘Д’)

      お楽しみゴルフツアー報告、ありがとうございました。
      あらっ、お天道様がご機嫌斜めだったんですね。
      初めてのコースでしかも視界ゼロでしたら、
      それはビールも進むでしょうー。(笑)

      「+5が2回」とは、バッドコンディションに加えてかなり難しいコースという
      雰囲気が伝わってきますね。グリーンも早いという事ですし。
      パパさんは、色んなコースを行脚しているので、
      今回のゴルフ場を「難易度ランキング」にすると、「ベスト5」にランクインする感じでしょうか。

      いつか機会があったら、パパさんが選んだ「ゴルフ場・全国難易度ランキング」を発表してください。
      きっと盛り上がると思いますので。^^

        • ラディのパパ
        • 2016年 7月 21日

        へぇ~、ゴルフよりもスキーの方が難しいと?
        それは、面白い回答結果ですね~。
        どちらも道具を使うスポーツですが、のめり込んでやっている方が難しいと感じるんですね。

        私が選んだ「ゴルフ場・全国難易度ランキング」ですか?
        まだまだ、そんな大それた事の出来る腕じゃないですよ~(;’∀’)
        逆にわたしから言わせれば…
        「簡単なゴルフ場ってどこですか?」
        と、これを聞きたいくらいでしてwww

        よく行くゴルフ場って、コースも狙い目も頭に入っていて、プレーに何の心配もないですよね。
        でも、初めてのゴルフ場でしかもセルフだと…
        「あっ!こんな所にバンカーがあったのか~」ってなりやすいですよね。
        なので初めてのコースの場合「+5」は多めに見ちゃうんですよね。
        自分の心の中だけの話ですが、自分にハンディキャップをあげちゃうんです。

        えへへ…
        ちょっとずるい感じですが、こうするとなんとなく納得がいくんですよ。
        「ここは初めてのコースだから、本当は110点だけど105点だね!」
        初めてのコースは、こんな気持ちでラウンドしてますよ~(≧▽≦)

      • 「比較的優しいコースランキング」なら私にお任せを!
        私がプレーしたことがある信州のゴルフ場でしたら、
        ご紹介しますよ~。
        「バンカーが少ない」とか「フェアウェイがフラット」とか「コースが広い」とか。
        あと、「ボールが飛ぶコース」なんていうのもありますよ。(笑)

        ほほぉ~。「初めてのゴルフ場は+5打」って、ナイスなアイディアですね!
        そーやって考えると、ゴルフって「色んな楽しみ方」が出来ますよね。
        「空振りは打数に入れない」とか、
        「バンカーは3回打っても出なければ、バンカー外にドロップする」とか、
        「ティーショットがチョロなら無かったことにする」とか。
        こんな「スペシャルルール」も臨機応変に使えば、
        ゴルフ初心者さんでも楽しくプレーが出来ますよねー。

        念のために。
        もちろん私は、今まで一度も自分に「スペシャルルール」を使ったことは
        ありませんからネ。( ̄ー ̄)

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