12月 072015
 

lastround

「これで、俺の今シーズンも終わりになってしまうんだよなぁ・・・。」

今シーズンラストラウンド、
これから挑む後半戦に全ての力を出し切る決意を改めて固めながら
俺はそっと呟いた。

ゴルフを始めてもう7年。

未だに100前後のスコアをさまよっているが、
決して「趣味の一環」としてゴルフをやっている訳ではない。

俺の目標はあくまで「シングルプレイヤー」だ。

そう、
アマチュアゴルファーとして最上級の腕前を持ち、
誰からも尊敬と眼差しと称賛の敬意を送られ崇め奉られている
「シングルプレイヤー」目標なのだ

そのレベルに達する為にこれまでの7年間もの間、
トイレで汚物を流し忘れても汗と涙だけは流しながら
ひたすら練習場でボールを打ち込んできているのだ!

いや、それだけではない。

ひっくり返しても何も出てこない財布からプレーフィーを捻出しては
月に2度3度とコースに出掛けて実践も積んできた。

さらには、多くの悩めるゴルファーを上達へと導く専門家「ティーチングプロ」からも学びを受けては
やみくもに「打つべし、打つべし、飛ばすべし!と練習に励んできた。

おまけに、ゴルフメカニックの書籍とDVDをほぼ全巻揃えて隅から隅まで目を通し、
ベンホーガン、ブッチハーモン、デビットレッドベター、坂田信弘、宮里優、中部銀次郎などのゴルフ理論を精読し、
プロゴルフツアー会場にいそいそと出掛けては生のプロゴルファーたちの
アドレス、スイング、パッティングや一連のルーティンと共に、
姿勢、顔つき、化粧のノリ、服装、ヒラヒラなどしっかり脳裏に焼き付けてきたのだ。

これだけのトレーニングをゴルフを始めてから7年間もの長期間行ってきているのだから、
単純に「ゴルフが上手いと格好イイじゃん!」なとどふざけた理由だけで取り組んでいる訳ではない事は
既に明白なのだ。

後半のスタート、353ヤードのミドル。
グリーンも目の前に見えているフラットなホールで
俺のドライバーはフェアウェイを捉えることが出来ていた。

セカンドショットを左に引っ掛けてしまったが、
アプローチで寄せて2パットの「ボギー」。
順調な滑り出しだった。

続く508ヤードのロングホール。
右にドックレッグしているが、スライサーの俺には何の問題も存在してないから
ここでも思いっきりドライバーを振り切った。
「今シーズンで一番!」という当たりを打つ事に成功していた。
飛距離も出ている。
同伴のシングルKさん、飛ばし屋Tくんとも負けず劣らない程の飛びを実現することが出来ていた。

しかし、セカンドショットでダフり、その次はトップし、持ち替えたアイアンではまた引っかけ、
アプローチではホームランしてグリーンに乗せるまでに6打。
何とか2パットで収めることが出来たとはいえ、絶好の第1打目を全く次に活かせていない状況に俺は、
全てを賭けて挑んでいるラストラウンドの結果に「失望」の空気を感じ始めていた。

「何故だ・・・?なぜ、俺はこれほどまでに下手なんだ・・・?」

7年間と言う時間は、
よちよち歩きの幼稚園生が大きなランドセルを背負って小学校に入学してから
今度は自分の背丈よりでかいダボダボの学生服に身を包むくらいの年月が過ぎるくらい長い期間だ。

プニプニしたみずみずしい肌が、
ニキビでボツボツして頬ずりもしたくない肌になってしまうくらい成長が著しい期間なのに、
俺は子供以上に成長していない状態なのか?

だが、まだラウンドは終わったわけではない。
「9回裏2アウト、ランナー無し」の状況でも高校球児が絶対に最後まで勝利を諦めない様に、
俺も最後の18ホールのカップにボールを入れるまでは
集中力を持続しながらプレーして行こうじゃないかっ!

次のショートホールで「ボギー」、
続くミドルで「+9」、
その次のミドルで「ダボ」。

諦める事はなかったが、俺の持続力はいつの間にか
号泣を維持するための持続力として切り替えられていた。

ロングで「ダボ」
ショートで3パットの「ダブルパー」
最後の18番ミドルホールで「ダボ」と、
後半のスコアは「56打(18パット)」で
合計スコア「109打(37パット)」で俺の2015年ゴルフシーズンは終了した。

「・・・やっぱり、もうやっぱり・・・、
俺には・・・、
ゴルフの才能が・・・、
無いんだよなぁ・・・・・・。」

俺がゴルフの練習に費やした7年間の時間は、
一体俺に何をもたらしたのか?

俺はまた、
悩み苦しみの中でオフシーズンを過ごすことになるのだった・・・。

 


  2 Responses to “7年間の練習は、俺に何をもたらしたのか?”

  1. 復活おめでとうございます。

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